岳麓寺~柳ヶ水~入山公墓~大船山山頂~段原~北大船山山頂~段原~米窪~風穴~柳ヶ水~岳麓寺
10月18日に大曲から三俣山を経由して坊ガツルから大船山に登ったばかりだが、今回は家内に同行して岳麓寺から登る事にした。
家内の足の具合が心配で、今回の短いルートを選択。
しかしながら、私自身もこのコースは初めてなので、どんなコースであるかは全く分からない。
1週間前の紅葉もすばらしかったのですが、今回は更に赤味を増して、前回とは一味違った感動を与えてくれるのではないかとの、期待をこめてのチャレンジである。
瀬の本を経由してくじゅう花公園を過ぎ、久住牧の元の交差点を左折し、広域農道へと進む。
さらに大船山登山口の道標に沿って進み、岳麓寺の登山口に到着。
すでに何台もの車が駐車してあるだろうと思ったが一番乗りだった。
登山口を5時50分に出発。 うっすらと空も明るくなりつつあるが、ライトを持っての出発。
10分もするとライトも要らなくなってきた。
まずは舗装路を進みゲートの横を通って牧道を上がる。
いたるところに牛の糞が落ちている。
踏まないように注意して進む。
登山口から約50分で再びゲート横を通り山道に入る。
目指す柳ヶ水分岐まで10分で到着。
分岐点を道標に従って左に進み入山公墓に向かう。 7時50分到着 。
入山公墓にて約20分程の時間を費やした。
空には雲が浮かび、もしかして山頂に着くころには雲海が見れるのでは、との期待も膨らんでくる。
鳥井窪の広場を過ぎて急坂を登る。
ここまでは長袖のシャッだけでも余り寒さは感じなかったが、次第に風が強くなり立ち止まると少し寒さを感じるようになる。
足場の悪い登山道を進み、徐々に高度を増していくと、竹田方面の展望も広がり、山の斜面には紅葉も見受けられるが今一、鮮やかさが欠けている。
大船山のすぐ手前の御池に立ち寄る。
前回の大船山登山において一番のお気に入りの撮影スポットである。

一週間が過ぎ、赤味を増した樹木は、前回とは一味違った感動を与えてくれるだろうと期待していたが、時すでに遅く鮮やかさは今一で、一週間でこんなにも変わるものなのかと残念な気持ちになった。
山頂到着が10時10分。 山頂には今日も多くの登山者で賑わってはいるが、先週程ではないようだ。
時間が早いからでしょうか?
山頂では風が強く、時折カスが流れ込み、雲海とまではいかないにしろ、楽しむことができた。
山頂を後にして段原に向かうことにする。
1時間程山頂に居ました。
北大船山山頂到着が11時35分。
北大船山は先週、時間が無くて登れませんでしたので、予定には無かったのですが、急遽予定を変更して登ってみることにしましたが、これが失敗の始まりでした。
北大船山を経由して、米窪を廻り風穴へと進む予定でしたが、北大船山先の分岐点が見つからず、途中でおかしいと感じ、付近に居た人に尋ねたところ、「現在は進むべき道は消滅していて、段原まで引き返したほうが賢明だろう」とのことで今来た道を段原まで引き返す。
しかしながらこの道が、ミヤマキリシマの群生地で、やっと通れる位の狭い道で、なかなか大変でした。
米塚方面から望む大船山(下写真)もまた良いものでした。
さて、大船山を跡にして風穴に向かうことにします。 ここからの斜面は急で、家内の足には大きな負担となったようです。
足をかばいながら、慎重に進みます。
時間はありますので、あわてずに安全第一に下りていきます。
風穴に向かう下山道から望む紅葉はすばらしく、半ばしおれかけていた気持ちがぱっと明るくなりました。
向かいに見える黒岳側の斜面は今が紅葉の真っ只中って感じです。
来た道を引き返すルートも考えましたが、このルートを選んでよかったと思いました。
風穴と岳麓寺への分岐点では、下山道とは逆方向になりますが、風穴に立ち寄りました。
ここも多くの登山者で賑わっていました。
せっかく来たのでライトを手に、中にも入ってみました。
右上の写真は、内部から表(上部)を撮影したものです。 何にでもチャレンジ精神の旺盛な私です。
風穴を出て、後は岳麓寺の登山口まで約100分の予定で進みます。
ところが、黒岳側の斜面の紅葉が綺麗で、何度も立ち止まり撮影。
また、家内の足もここにきて一段とペースダウン。
陽が暮れる前には十分に帰り着くので、あせらずに、のんびりと進むことにする。
駐車場到着が5時丁度。
出発から約11時間で無事下山しました。
明日は、黒岳に登ろうかとも考えていましたが、今日、南斜面側だけではありますが、見ることが出来たので、明日の登山は取りやめにすることにします。
九重連山における2009年度の紅葉観賞登山は、今日をもって終わりにします。
来年もまた、すばらしい感動を与えていただきたいと思います。
家内も大船山の御池周辺の紅葉は時期を逃し、残念であったであろうが、黒岳のみごとな紅葉には感動したようで、私も少し救われた感じがしました。
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- 2009/10/24(土) 14:21:53|
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大曲~すがもり~三俣山~坊ガツル~段原~大船山~段原~法華院温泉~すがもり~大曲 紅葉の時期、登りたい山はいくつもあるが、今回は三俣山と大船山の2峰にチャレンジすることにした。
ほかにも黒岳(高塚山)・大崩山・傾山・祖母山(10月10日に登ったが紅葉には早すぎた為)などに登りたいが、シーズン中に全部登るのは困難だと思い、今回はよくばって2峰を目指した。
大曲の駐車場に午前4時30分に到着。
シーズンインのため駐車場が無いだろうと早めに出発したのだがすでに駐車場は満杯でしかたなく路上駐車となった。
気温の低下と昨日の雨により紅葉も進んでいることを期待して、また雲海が見れるのではないかとの大きな期待を持っての登山である。
4時50分、駐車場を懐中電灯を照らしながらスタート。
2週間前に同じコースを歩いているので、迷うことも無く快調に諏蛾守越を目指す。
5時40分に諏蛾守越に到着。 あたりはまだ真っ暗で何も見えない。
山頂は濃いガスの中で、不安を抱きながら5時57分に三俣山の登山道にとりつく。
西峰・本峰にて記念撮影をするが、その間にも風は強く、あたりはガスが濃く視界は全く無い。
凍えそうな寒さの中でひたすらガスの晴れるのを待つ。
他の登山者もみんな樹木の間に身をかがめ、風をよけながら、ひたすらガマンしている。
時折見える風景に感動しながら、さらにガスが晴れるのを待つが、ここばかりに時間をとるのも心配ではある。
せっかく来たので、ギリギリまで待つことにする。
お鉢巡りをしている間にガスの晴れることを願いつつ、急な斜面を下り大岩の上に立って再び撮影を続けるが、強風のために吹き飛ばされそうで足がすくむ。
しばらくして北方に着いたあたりから徐々にガスも薄れてきて、大パノラマに感動した。
三俣山を外側から見ても、とてもこんなにすばらしい景色があるなんて、誰が想像できるでしょうか。
すばらしいの一言に尽きます。
カメラを抱えた登山者が多くみうけられますが、中にはカメラの機材だけでも相当な重量があるだろうなぁと思われます。
このすばらしい風景を逃さないように、みなさん頑張っているようです。
朝早くから起きて、又は泊り込みの人も居るでしょうが、寒さに耐えて頑張った人だけが見ることの出来る景色です。
当初の予定では南峰から坊ガツルに下りる予定でしたが、すばらしい景色をたどってきているうちに、雨ヶ池方面への下山道の付近まで来ましたが、今から南峰まで行って下るとなると、時間的に考えると厳しくなってきますので、このまま雨ヶ池方面に進むことにしました。
雨ヶ池手前の分岐から進路を右にとり、坊ガツルを目指します。
坊カツルを経由して大船山の登山口に着いたのが10時55分くらい。この時点で45分位の遅れです。
上の写真のとがった山が大船山の山頂です。
かなり遠くに見えます。
登り始めるとすぐにガレ場、さらには滑りやすい黒土となり、注意しながら段原を目指してひたすら登る。
下の写真は途中からの展望です。
先程登った三俣山です。
段原から大船山山頂を望む。
山頂を望むと多くの人が居ます。
途中の登山道にも行列が出来ています。
大船山山頂到着が1時10分位。
山頂は多くの人で賑わっていて、山頂標識をバックに記念撮影をと思っても、順番待ちをしなくてはなりませんでした。
下の写真は山頂より御池を撮影したものです。
山頂からの展望は360度どちらを向いてもすばらしく、朝のガスっていた天候がうそのようです。
九重連山の中でも一番早く紅葉の始まるところで、一番の撮影スポットです。
リュックを山頂にデポしてさっそく行ってみることにしました。
約10分程で行けます。
最高の景色です。 素晴らしい景色だと思いませんか?
しばらくは池のほとりで観賞に浸っていましたが、下山を決意。 時間の許す限りずっと居たいのですが、そうも行きません。
山頂に戻り、デポしていたリュックを背負い下山開始。
段原でも休憩無しで坊ガツルを目指す。
この時点での遅れが50分。
坊ガツルまでの予定時間は1時間のところを、転がるようなスピードで下り30分で下山。
途中、法華院温泉にて靴の紐を締めなおし、最後の北千里浜までの登りと諏蛾守越下のガレ場に備える。
一気に下ってきたために、結構足に負担がかかったみたいです。 疲れだけで故障はありません。
諏蛾守越にて鐘を鳴らし、今日のすばらしい一日に感謝、そしてこれからの登山においての安全を祈願して、諏蛾守越を後にしました。
この時点では、遅れをすっかり取り戻し、逆に6分程先行していました。
下の写真は硫黄山の噴煙です。
とにかく最後まで気を緩めないようにして大曲の登山口まで帰ってきました。
家に帰って撮影した動画を観ていたら、家内も感動したのか次の土曜日に「私も登りたい」などと言い出し、もしかするともう一度、三俣山か大船山のどちらかに登る事になるかも・・・?
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- 2009/10/18(日) 11:09:55|
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尾平~黒金山尾根コース~天狗岩~祖母山山頂コース~尾平 友人の長谷部氏の強い要望で祖母山に登る事になった。
本来ならば紅葉シーズンの、10月の下旬から11月の始めに予定していたが、シーズンに入れば祖母山以外にも、大船山・黒岳等と登る予定も多く、少し早いが多少は色づき始めているだろうと、同行することにした。
少し早すぎるかなと思いつつも、初めての祖母山なので道もわからず、午前2時に長谷部氏自宅を出発。
途中、長谷部氏が車に酔ってしまい、この先大丈夫かなと思いつつも、休憩を入れながら4時30分位に黒金登山口に到着。
7匹もの鹿が私たちの来るのを歓迎?してくれた。
すぐに長谷部氏の体調も良くなり、準備を済ませ、予定より1時間程早めにスタートすることにした。
辺りは真っ暗で懐中電灯を照らしながらの歩行となる。
川上渓谷沿いを少し上ると最初の吊橋がある。
吊橋を渡ると宮原コースで、このコースは下山時に通ることにして、今は橋の下をくぐって直進、黒金山尾根コースへ進む。
2番目の吊橋を渡って樹林帯へと進むが辺りはまだ暗くてミスコースしないように注意しながら進む。6時を過ぎるとようやく明るくなってきた。
しばらく樹林帯の中を進むが、途中からのこれといった展望は無く天狗岩の所の分岐点を目指す。
途中の天狗の水場。
冷たくて気持ちが良い。
高度を増していくと苔生したガレ場となる。
山の深さを感じる。
足をひねらないように注意して登る。
下の写真は、天狗岩の分岐のすぐ下からの展望であるが、登り始めて始めての展望といって良いだろう。
ここまでは黒金山尾根をひたすら歩き、特に展望の良い所は無かった。
紅葉が始まりつつあるが・・・・。
空は青く、曇は流れ最高の登山日和の中、祖母山に来たんだな~っと改めて感じる。
天狗岩方面の展望もすばらしかったのですが、朝日と重なり、写真が上手く撮れませんでした。
登っている時は寒さは感じませんでしたが、立ち止まると、かなり寒さを感じます。
汗と濡れたスズタケの合間を歩き衣服も濡れていて、風も結構強く吹き付けます。
吐く息も白く、ウインドブレーカーを着用。
8時30分 天狗の分岐点に到着。 分岐点の所にある展望台へと入ってみる事にする。
写真は祖母山山頂方面、山頂付近にはガスがかかっているが動きも早く、私たちが山頂に行くころには晴れることを期待します。
天狗の分岐点に戻り、進路を古祖母方面にとり、天狗岩に入ってみることにします。
9時20分に天狗岩の頂点に立ちました。
天狗岩からの展望は最高でした。
紅葉こそ後一歩ってところでしたが、空の青さ・雲の動き・肌に感じる風、全てが私の心に感動を与えてくれました。
今回の登山に不安を抱いていた長谷部氏も感激しっぱなしの様子でした。
危険な岩の上を軽快に動き回っている姿を見ると、不安もどこかにふっとんでしまった様子でした。
ここでは写真をたくさん撮りました。
この登山レポートを作成するのに、あまりにもたくさん摂りすぎたので、どの写真を載せようかと悩みました。
すべての写真を載せたいのですが、抜粋しないといけませんので・・・。
見飽きることのない風景を後に、再び分岐点に戻ってきたのが9時54分。
展望台と天狗岩に1時間24分も居たことになります。
登山口を予定より1時間程早く出発したのに、貯金を全部使い果たしてしまいました。
しかしながらこの時点ではまだ、当初の予定より5分早くの出発ですので、あせりはありません。
山頂を目指す途中にいくつかの展望台があり立ち寄ることにします。
展望所には標識が有り、それぞれに番号が書いてあります。
前の標識に黒金八景とありましたので全部で8ヶ所在るのだと思いますが全部を確認することは出来ませんでした。
これは何と言う植物でしょうか?
あとで調べて、マムシグサと判明。
天狗の分岐点付近に多くあった木の実?
物分類 : ミズキ科
原産国 : 日本・中国・朝鮮半島
自然開花期 : 6~7月 実8~10月
花言葉 : 特になし
花びらに見える平らに開いた4枚の白い部分は、総苞片です。
花はその中心にある、多数の小花が集まった花序の部分です。秋には実が赤く熟し食べられます。
花の名前:ヤマボウシの花
後で調べてわかりました。
食べられると分かっていれば食べてみたかったな~。
山頂直下の梯子・ロープ場を用心して登っていくと山頂は目と鼻の先です。
紅葉真っ盛りとまではいきませんが、すばらしい色合いです。
リンドウの花もポツポツとありました。
山頂到着が11時18分。
当初の予定より2分早い登頂です。
山頂に到着した時は1人しかいなかった登山者も、あっという間に13人程が登ってきました。
いつものように山頂標識の前で、ハイ・ポーズ。
山頂にて昼食を食べ、山頂からの展望を満喫して下山することにします。
11時57分
下山開始。
まずは山頂すぐそばの分岐を尾平方面へ。
次の分岐でも宮原経由で尾平方面へ向かい九合目小屋を目指す。
九合目小屋は現在ソーラーバッテリーにより、宿泊者は電気を使用しての宿泊が出来ます。
ここまでは全てが順調にきたのですが、この後に思わぬミスをしてしまいました。
本来ならば九合目の小屋を左手に見ながら宮原へ向かうのですが、約30分間調子よく下り続けると、着いたところは宮原ではなく国見峠でした。
とんだミスコースを犯してしまいました。
後で考えると、九合目の小屋を右手に見て下山して来ました。
今度は下って来た分、登らなくてはなりません。
ここでのロスタイム1時間でした。
九合目の分岐に戻り、宮原の分岐を目指します。
途中に展望台みたいな所が数箇所有りましたが、余り時間を掛けずに先へ進みます。
尾根伝いに下る登山道は特に危険な場所も無く、快調に高度を下げていきます。
宮原の分岐到着が1時42分。
途中、大きなリュックを背負った数人の登山者とすれ違いましたが、彼らは上畑から祖母山~古祖母山~傾山と縦走する人たちで、中には大崩山までも縦走する人もいるそうです。
とても私達とは別の次元の人たちだと感じました。
宮原を1時53分に出発。
分岐点で他の登山者と話しこみ、予定より28分の遅れです。
これまでの下りで約30分程のロスタイムを取り戻しました。
その後、宮原の分岐点で知り合った、宮崎からの登山者と一緒に川上渓谷まで一気に下ってきました。
途中色々な話を聞かせていただき、色々と参考になりました。
澄み切って冷たい清流です。
川上渓谷では、朝まだ暗くて見ることの出来なかった吊橋付近まで後戻りして、写真を撮ったり、顔を洗ったりしました。
駐車場に帰ってきたのが3時46分。 最終的に6分の遅れで無事下山しました。
長谷部氏も今回の祖母山登山には満足だった様 で、私自身も大満足な一日でした。
帰りに原尻の滝を見物して帰りました。 九州のナイアガラと言うだけあって、すばらしい滝です。
瀬の本の先の赤川付近からの夕陽です。

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- 2009/10/10(土) 17:00:21|
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星生山 1762m・天狗ヶ城 1780m・中岳 1791m・ 稲星山 1774m・白口岳 1730m 下のルート図の様なコースで、よくばって一気に五峰に登頂しようという、結構ハードな登山にチャレンジした。
一部、当初の計画には無く、追加した部分もあるが楽しく、また、すばらしい満足な一日であった。
自宅を朝の4時に出発。 途中飲み物と食料を調達して登山口の大曲がりの駐車場まで行く。
駐車場にはすでに5~6台の車が停まっていて、シーズンになると停めるところが無くなってしまう。
準備を済ませ5時53分登山開始。
肌寒さを感じ、ウインドブレーカーを着用してのスタートです。
しばらくは上の写真のような登山道を進む。
朝露で濡れるのを覚悟していたが、さほど気にはならない。
登山道は九重連山独特な黒土で、一昨日の雨の影響もあってかなり滑る状態である。
硫黄山道路に出て、まずは第一のチェックポイントであるすがもり越を目指す。
前方に硫黄山から噴出す噴煙が見えてくる。
朝日を浴びて赤く染まった色をしていた。
すがもり越までは上の写真の様なガレ場で、私が当初予想していた登山道とは全く異なっていた。
痛めている左足首に負担を掛けないように用心して進む。
すがもり越到着が6時50分。
登山開始から約1時間が経過。
当初、ここまで40分の予定であったが、長丁場なのでゆったりとしたペースを心がけ、また、写真撮影等で時間をとってしまい、早くも20分程の遅れである。
すがもり越を6時57分。
ガレ場を北千里浜の分岐点へと下る。
下の写真の所まで。 約6分程で到着。
ここからしばらくは硫黄山の噴煙を右手に見ながら、平坦な北千里浜を南に進む。
しばらく進むと、登山道は再びガレ場の登りにさしかかる。
次のチェックポイントの久住分かれの分岐点を目指す。
坂の途中から後方を振り返ると硫黄山の向こうに、三俣山の形容が綺麗である。(上写真)
久住分かれ到着が7時37分。
すがもり越からここまで1時間を予定していたが、40分で到着。
登山口からの累計ではほぼ予定道理のペースに追いつく。
ここで又、写真撮影等で時間を裂きすぎてしまう。
あまりにも見事な景色の連続で、どうしても見とれてしまう。
空は雲一つ無い快晴である。
最高の登山日和に恵まれました。
まずは目標五峰の一番手として星生山を目指す。
星生山は以前家内と久住山に登ったときに、登らずに下からの写真撮影だけに留まった山なので、どうしても登っておきたい山の一つである。
久住分れから進路を南東にとり、バイオトイレのある非難小屋を左下(下写真)に見ながら高度を増していくと大きな岩のあるところに来る。
恐る恐るよじ登って眼下の西千里浜を眺める。(下写真)
左上の方に沓掛山が見える。
山頂に行くには尾根伝いに険しい岩の連続で注意が必要。
まるで由布岳のお鉢巡りを思い出させる。
途中岩のトンネルを抜けて進む。
リュックを久住分れにデポしておけばよかったと後悔した。
よく見ると下にまき道のある部分もあったが、結局一番危険なコースを進んでしまった。
以前の高所恐怖症の私からすると格段の進歩です。
慣れって恐ろしいものですね。
南方向に阿蘇の根子岳がすぐ近くに見える。
山頂到着が8時50分。
久住分れから約1時間かかりました。
途中岩に登っての撮影などに時間を費やしましたが、予定の35分からは大きく遅れてしまいました。
山頂から硫黄山、三俣山方向の展望は最高でした。(下写真)
ここでもまた展望に見とれてしまい、大幅に遅れをとってしまいました。 9時丁度位に下山開始。
ここからは急な斜面を一気に、下の西千里浜へと向かいます。
途中、この日初めて目にしたリンドウの花を写真に収めることにしますが、これが又、予定を遅らす要因になってしまいました。
始めは一輪の花を撮影。
しばらくして二輪の花を発見。
また撮影。
さらに進むごとにだんだんと花 の数は増えていきましたが、その都度の撮影で、ずいぶんと時間をロスしてしまいました。
西千里浜から非難小屋の前を通り再び久住分れに到着したのが9時34分。
ここでは休憩もなしに次の目標である天狗ヶ城を目指します。
途中、下の写真の道標までは以前登った久住山のルートを通り、標識からは左手(中岳方面)に進む。
少し進むと右手に沼?が見えてくる。(下写真)
しかし水は枯れていてガッカリ。
御池だとばかり思っていたら、後で調べたところ空池という名の場所でした。
本当の御池はすぐ先にありました。
目標の2番目の天狗ヶ城到着が10時1分。
上の写真は天狗ヶ城から見た御池です。
天狗ヶ城より望む久住山山頂です。
御池の色は見た角度によって若干色が違って見えますが、エメラルドグリーンの綺麗な色をしています。
池の周りの紅葉も僅かながら見受けられます。
見頃は今月末でしょうか?
山頂で約20分間、感激に浸っていました。
今回の五峰の中でも特に気に入った場所でした。
周りの景色を撮影しながら3番目の中岳へと向かいます。
天狗ヶ城と中岳は近く、約30分の距離です。
中岳への登山道登り。
中岳山頂到着。 予定通り10時34分。
360度の大パノラマに大満足です。
雲一つ無い青空です。
山頂には気持ち良さそうに昼寝している人もいました。
上の写真は中岳登山道より撮影したものですが左に久住山、中央が御池、右に天狗ヶ城です。
上の写真は中岳より撮影した、奥に由布岳、手前は大船山の展望です。
下の写真は硫黄山と三俣山です。
10時40分、中岳を後に下山開始。 次は4番目の稲星山に向かいます。
下りは急な傾斜で途中に岩をトラバースして進むようなロープを張った所や梯子が設置されている所もありました。
リンドウの群生と始まりつつある紅葉。
稲星山までの登りはダラダラとしたガレ場が続きます。
星山山頂到着が11時14分。
11時18分に一旦は、次の白口岳に向けて下山しようと思ったが、中岳で知り合った登山仲間が、私が稲星山~白口岳に進 むと言ったので、後を追いかけてきた様子。
時間を見るとそろそろお昼時でもあるので、食事(おにぎり2個)にすることにした。
今日は体調も良く、食欲もあるが、満腹は避けておくことにした。
その後も話がはずみ、結局出発したのが11時55分。
約40分もの間はなし続けていました。
白口岳へは何箇所かやぶこぎしながら進む場所もあり、また、谷のようになった狭い道を窮屈にズボンの汚れを気にしながら 進む所もありました。
途中の分岐点では道標が壊れていたけど、目標の山が見えているので迷う事無く進むことが出来た。
この辺りはリンドウの花も一番多く咲いていたが、これまでにリンドウの花はたくさん撮影したので先に進む事にする。
山頂到着が12時29分。
下の写真は山頂から見る坊がつるの展望です。
下の写真は山頂から見る三俣山の展望です。
ここでもまた、反対側から登ってきたおじさんとの話がはずんでしまった。 (私もおじさんだけど、もっとおじさんだった。)
反対側と言うのは、私が今から下りようとするコースです。
滑りやすいし、ガレ場もあるとの話しでした。
下山開始が12時51分。
下り始めるといきなりの難所にさしかかる。
気を抜いたら一気に転落しそうな場所もある。
気を引き締めて一歩一歩高度を下げていく。
上の写真は下山途中の紅葉で、下の写真は下山途中の奇岩です。
下の鉾立峠までの傾斜はきつく、上半分はガレ場で、下半分は滑る路面で、気の抜ける場所は無い。
途中、足を痛めて動けなくなった夫婦に会ったが、またまた救助が必要かと心配した。
以前、久住山に来たときは心停止の登山者に遭遇して、ヘリの手配や救助にたちあったことがある。
今日は朝から、やけにヘリコプターが多い。
お世話にだけはなりたくないものである。
鉾立峠から法華院方面のガレ場
白口岳下部の滑り台?
11時36分 鉾立の分岐点から法華院温泉に向かって出発。
この区間は坂が無いので楽かと思っていたら、結構なガレ場で、足をくじかないように注意して進む。
法華院が近づくにつれて、歩道も整備され木の道は足にやさしくて、とても歩きやすい。
法華院温泉到着が2時14分。
登山記念のピンバッジと冷たく冷えた缶コーヒーを購入した。
登山記念のピンバッジは中岳の分だけしかなかった。
法華院を2時26分に出発。
北千里浜を目指しての登りである。
法華院温泉敷地内の道を進むと砂防ダムがあるが、透き通った綺麗な水が流れている。
登っていくうちに登山道にも水が流れていて、滑らないように注意して次第に高度を増していく。
昨日、友人の長谷部氏が長者原から大船山を目指して、この道を下ってきたはずである。
昨日はもっと水量も多かっただろう、などと思いつつ進む。
やがて登山道は再びガレ場となり、どこを歩けば歩きやすいかと考えながら進む。
すがもり越の下の分岐点から再びガレ場の登りとなるが、これが最後の登りだと思うと楽な気分で登れた。
すがもり越到着が3時20分。
朝、ここに来た時に鐘を鳴らすのを忘れていたので、登山中の安全を願いつつ鐘を鳴らした。
朝のうちは、この場所にも数人の登山者が多く見受けられたが今は私1人である。
多くの人はやはり午前中の登山で、この時間には下山したのでしょう。
今から先、だんだんと陽も短くなってきますので、余裕を持って早めの下山を心がけたほうが賢明でしょう。
稲星山に到着した時には、体調も良いし時間も余裕があったので、よくばって三俣山にも登ろうと考えていましたが、親しくなった登山者との長話で三俣山登頂は微妙な時間となったために無理せずに下山することにしました。
すがもり越を後にして、3時25分に大曲の駐車場を目指して下りのガレ場を順調に進む。
その前にちょっとしたトラブルがあった。
デジカメが一旦真っ暗になり、操作不能になってしまった。
以前、岳滅鬼山に登った時にも一度同じようになったが、その時は中のデーターがすべて無くなってしまった。
中のSDカードが悪かったのか、それからは国産のSDカードを使用しているが。
その時はピストン登山だったので、帰り道に携帯電話のカメラで、帰り道に撮り直す事が出来たが、今日はそう言う訳には行かない。
一瞬頭の中が真っ白になったが、幸いにバッテリーを外して再度入れてみたら動き出した。
各種の設定は初期状態に戻っていたが、データーは大丈夫でホット胸をなでおろした。
何度も落っことして、新しいのに傷だらけのかわいそうなデジカメです。
今は伸び縮みのカールコードで落っこちないようにしています。
帰りに硫黄山の付近でいつものように記念の石を採取して、リュックも一気に重くなった。
いつも持ち帰った石には、山名と登山日を書いて棚に飾っています。
いい思い出となります。
山の植物などを持ち帰るのは悪い事だとは解っていますが、本当は石も悪いでしょうが、小石なので見逃してください。
決して展望岩などの大岩は持ち帰りませんので・・・・。
硫黄山道路を大曲への分岐点まで帰ってきましたが、体力的にも時間的にも余裕があったので、重いリュックを担いで、長者原までの散歩(調査)をすることにし、再び樹木の中を歩き出すが、4時を過ぎると樹林の生い茂った場所は薄暗く、私以外の登山者の姿も殆んど見かけなくなり、途中から自然歩道を歩くのを止めて、硫黄山道路を足早に長者原へと向かった。
長者原から大曲まで残り2.5km程であったが、さすがに石と途中で汲んだ九重の天然水(ペットポトル3本)はズッシリと重く、疲れたなと思っていたところ、途中で知り合った登山者の方が、大曲まで車に乗せてくれるとの事で、ご好意に甘えることにした。
大曲駐車場到着が5時10分。
着替えをして、何かお土産でも買って帰ろうと、牧ノ戸の登山口に立ち寄るが店は閉店していた。
同じく途中の三愛レストランも閉店していて何も買わずに帰宅。
自宅に帰り着いたのが7時4分。
登山開始から下山までが11時間。
家を出てから帰宅までが15時間と長い一日だが、帰り着くとあっという間の登山であった。
体調も良く、すべて大満足のいく一日でした。
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- 2009/10/04(日) 12:58:34|
- 大分県の山
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登山口~鳥屋山山頂~男岩・女岩~奥の院~鳥屋山山頂~登山口 鳥屋山は古処・馬見山に属し、甘木の東北部の佐田にあって、都野山とも云われるそうです。
古くから英彦山山伏の修験場として、また弘法大師信仰の山として知られる。
石仏や岩場も多く、山頂に鳥居が建ち、祠も祀られている。戦国時代には、大友宗麟配下の山城があったとされている。
明日は九重連山の登山を計画している。
それも一気に五峰を目指す予定でいる。
結構ハードなコース設定である。
9時間程を予定。
今日はウォーミングアップとしての調整登山のつもりだったが、低山の割には急坂・鎖場有りで結構スリリングなコースであった。
登山開始が1時40分。
だが、今回も車に忘れ物をして取に帰る。
どうしてこんなに忘れ物が多いかと、情けなくなる。
バンガローの横をガンバローと張り切って登り始めると、すぐに小さな滝がある。
滝の前で記念撮影。
何をお願いしているのでしょうか?
杉林の中をしばらく進むと左手に少し展望が開けてくる。
路面は先日の雨で滑る所もある。
4合目の案内板の所には、たくさんのお地蔵様が祭られていた。
登山道は思っていたよりもずっと整備されていてはいるが、杉林(人口林)の中の歩行はなんとなくつまらない。4・6・8合目にはベンチも設置されていて適度な休憩を取りながら山頂を目指す。
8合目を過ぎると道は平坦になり、この辺りから周りの樹木も自然林主体となってくる。
山頂到着が2時45分。
登山開始から1時間5分。
山頂からの展望は見事であるが、ハンディカムにての撮影をしていて、展望写真を撮るのを忘れていました。
しばらく記念撮影と展望を楽しみ、奥の院を目指すことにする。
山頂を後に東方向に下るとすぐに、右手に男岩・女岩の巨岩(展望台)がある。
最初の展望台には鎖があり、家内は登れるだろうかとの心配もよそに、なんなく登りました。
ここからの展望は特にすばらしく、前に登った大崩山のミニ版みたいな景色に感動しました。
下の写真は、三脚を忘れたので、不安定な岩の上にカメラを置いてのセルフタイマー撮影。
大岩の展望台でしばらくの時間を過ごし、再び鎖にて下まで降ります。
上下の写真は大岩の下から大岩を撮影したものです。
次にこの先の大岩に向かいます。 どちらが男岩・女岩か分からない・・。
最初の大岩の登り口。
鎖が見えるでしょうか?
右上の方に、先程登った大岩が見えます。
2番目の大岩でもスリルを味わった後、奥の院を目指します。
奥の院到着が3時35分位。
お地蔵様の表情がかわいく感じました。
祠があり、多くのお地蔵様が祭られていました。
鳥居も有りましたが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
3時45分頃下山のため、引き返すことにしますが、一旦、鳥屋山山頂まで登らないといけません。
途中では道草・休憩は無しで、一気に登山口のキャンプ場まで下ってきました。
途中、左足をくじいて、痛めていた左足首を更に痛めつけてしまい明日の九重連山行きが心配です。
下山は45分位で下ってきました。
帰りに甘木の水の文化村のアクアカルチャーゾーンに立ち寄りましたが、すばらしい景色や噴水等に感動し、来て良かったと思いました。
又、今日は天候に恵まれ、空にはすばらしく綺麗なうろこ雲も有って、自然を満喫した一日でした。
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- 2009/10/03(土) 12:10:45|
- 福岡県の山
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